あまりに刺激的な言葉に、世間からの注目を一気に集めた「下流老人」。社会福祉士である藤田孝典氏の著書で「生活保護基準相当で暮らす高齢者およびその恐れがある高齢者」と定義されている。
「教えて!goo」には「来たるべき高齢者社会。あなたはどんな社会になると思いますか?」という質問が投稿されているように、高齢者問題、とりわけ高齢者の貧困問題は高い関心を集め、「民放テレビ等は番組をお年寄り向けな番組が多くなる。CMもほとんど保険会社や医薬品のCM」(caim3さん)、「労働力不足により大量の移民受け入れ」(roryさん)、「明るい高齢化社会は想像できません。(中略)…『経済的理由』による高齢者の自殺が激増するだろうと思います」(1961augさん)など、今や若い世代にとっても深刻な問題だ。
そこで、お金の専門家であるファイナンシャルプランナー2名に取材を敢行。「下流老人」にならないために、私たちがすべきことは何なのだろうか?
ファイナンシャルプランナーに聞いてみた!
山中伸枝さんは、最低限やるべき2つのことがあると言う。
「1つめは、公的な年金の仕組みを理解し、認識すること。将来の年金は現役時代の収入に比例します。つまり、現役時代にたくさん給料を稼いでいた人は、それだけ年金をたくさん貰えるという仕組みになっているのですが、これを理解していない人が多いですね。貧困に陥る人はその要因を周りのせいにしがちですが、国の運用の責任や少子高齢化は、年金の計算式自体には全く関係ありません」(山中さん)
http://www.sankei.com/west/news/160710/wst1607100009-n1.html
http://www.sankei.com/west/news/160710/wst1607100009-n2.html
http://www.sankei.com/west/news/160710/wst1607100009-n3.html
ちなみに、給料に応じて保険料や受け取る年金額が変わるのが厚生年金。一方、国民年金は収入に関係なく保険料が定額で、受け取る年金額は加入年数で決まる。
「正社員の人は働き続けることによって、ある意味何も考えなくても将来の自分への給料が自動的に仕送りされています。ですが、特にフリーランスや契約・派遣社員、退職してしまった人たちほど、今のキャリアプランが将来に直結しているということを認識すべきです。一発逆転はあり得ないのですから」(山中さん)
フリーランスや非正規雇用の労働者はもちろん、正社員でも給料が少なく退職金も期待できないなど、将来に不安を抱えている人は大勢いるだろう。そこで2つめに必要なことが自助努力、つまり自分で仕送りをするシステムを作ることなのだそうだ。
「老後のプランを先送りにしてしまう人は、将来の自分と今の自分とを切り離して考えがちです。しかし、将来の自分は今の自分の延長線上にしかありません。自分の人生は、自分で支えるしかないのです」(山中さん)
厳しいようだが、今の生活が苦しい人の老後に悠々自適な生活が待っているとは考えにくい。では、具体的にどうしたらよいのだろうか?
「一番は確定拠出年金。それで足りなかったらNISA、資産運用も覚える必要があります。自分で勉強することも大切ですが、投資等は誰か信頼できる人にお願いしなくてはいけません。なかなか重い腰が上がらないという人は、直販投信が行っているセミナーへ気軽に参加してみるのがおすすめです」(山中さん)
直販投信とは、証券会社などの販売金融機関を通さず、運用会社が投資信託を販売するという新しい取り組み。例えるならスーパーではなく、顔の見える農家から商品を買うイメージ。販売者の顔を見て判断できるので、入口としては最適とのこと。漠然とした不安を抱えている人は、一度足を運んでみてはいかがだろうか。
必要なのは計画・知識・行動
辻畑憲男さんも、とにかく将来設計を立てることが必要なのだと話す。
「将来何をやりたいのか、それに対してどのくらいお金が必要なのか。そのお金をどのように準備するか、です。または、老後も働き続けてもいいでしょう。お金を貯めるには『計画力』『知識力』『行動力』、この三つの力が必要です。ただ、計画通りにはなかなかいきません。そのたびにどのように立て直せるかが重要でしょう」(辻畑さん)
運もあるかもしれないが、行動することにより運も味方してくれるという。
「毎日必死に生きることです。そして、仕事で成功することです。『夢』も大切でしょうね。逆に上記のことをやらない人が貧乏になるのではないでしょうか」(辻畑さん)
これを読んだあなたは、自分の老後が思い描けるだろうか? ゆっくりと考えてみよう。
●専門家プロフィール:山中伸枝(やまなか のぶえ) 公的保険、確定拠出年金、老後資金に強い独立系ファイナンシャルプランナー。金融機関や企業からの講演依頼の他、マネーコラムの執筆や書籍の執筆も多数手掛けている。著書に『「なんとなる」ではどうにもならない定年後のお金の教科書』。
●専門家プロフィール:辻畑憲男(つじはた のりお) ファイナンシャルプランナー。保険相談や住宅ローン・住宅購入相談を中心に活動。相談に応じた対策プランの立案やその後の実行支援など、将来に向けた総合的なサービスを提供。
(酒井理恵)
>>2
> 「毎日必死に生きることです。そして、仕事で成功することです。『夢』も大切でしょうね。逆に上記のことをやらない人が貧乏になるのではないでしょうか」(辻畑さん)
そこまでして生きtonight
さっさと死ぬ
60になる前に死ぬだな。
>>3
正解
子供つくりまくってさっさと死ぬ
子供つくらずにさっさと死ぬ
この2択
昆虫や動物すら子孫のこしたらさっさと死ぬ
役割を終えた奴がダラダラと生にしがみついたって社会にとってプラスはあまりない
>>1
>「下流老人」にならないために、私たちがすべきことは何なのだろうか?
>ファイナンシャルプランナーに聞いてみた!
wwwwwwww
まさにこれ
FPなんて当てにするかよ
30代後半から40代をもっと手厚くしなきゃならん状況にならねば下流老人は増える一方だよ。
公的年金がゴミになっても安心
公的年金がゴミになる状況で、個人年金は頼りになるかな。
公的年金がゴミになる状況っていつになるのか分からんけど、政府がこんな蛮行を決断できるのかね。
万一廃止しますーなんて言った日には老人たちが国会に集結するぞ。
年金が廃止になる事はまず当面ない。
至急開始75歳からで国民年金なら月々2万五千円とかになるだけ。
年金制度が無くならないと政府が言い切るのはこういう事。
いんじゃないの?
国民年金分は税金などから無理やり出すだろうけど
あと、確定給付年金から確定拠出年金に切り替わりつつあるけど、今の老人が
確定給付年金で支給されている額を確定拠出年金で確保しようとすると、相当
リスクが高い運用を選択する必要があるけど、日本の経済状況からするとその
運用はリスクが高すぎて紙くずになる可能性もあるよね
確定拠出年金で海外債券や海外株式を選択すると為替リスクが足されるから、
個人年金の運用としてそれも相当なリスクだよ
(全力で確定拠出年金の人は、もちろんあてはまらないが)
なぜそれをハッキリと言わないのか
>お金の専門家であるファイナンシャルプランナー2名に取材を敢行
ファイナンシャルプランナー自体がいワープアな気がするが
これ、同居はリスク
茶化さずに考えておくべき
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