今どき「国民的スポーツは?」と問われて、何と答える人が多いだろうか。
年代によっても違いはあるだろうが、長く野球がその地位にあったのは異論のないところだろうと思う。
ただし、あくまで“あった”の過去形だ。
あまり大きなニュースにはならなかったが、今春プロ野球を統括する日本野球機構(NPB)と高校、
大学、社会人などアマチュア野球団体は普及・振興などを大きな目的とした「日本野球協議会」を発足させた。
いくつかある委員会のうち「普及・振興委員会」の初会合で議題に挙がったのが「競技人口を把握する」ことだったという。
国民的スポーツでありながら、野球に親しむ人の数すら分かっていなかったことに驚きを禁じ得なかった。
だが、考えてみれば理由はいくつもある。たとえば少年野球は複数のリーグに分かれ、軟式野球も別組織。
プロアマ断絶の暗い歴史も影響していることは否めないだろう。
すなわち、野球という競技を一つにまとめる団体、組織が日本にはなかった。
東京六大学を筆頭に隆盛を誇った大学野球、高校3年間という刹那と故郷への思い入れが交錯する甲子園、
独自な色彩を放つ社会人、スーパースターに心躍らせるプロ野球…。
同協議会の平田稔事務局長は「それぞれが人気に支えられバラバラでもいい時代があった。
しかし競技人口が明らかに減っていて、各団体が相当な危機感を感じている」と話す。
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平成5年にJリーグがスタートしたサッカーは、野球人気を猛追。ワールドカップ(W杯)出場や日韓共催もあった。
日本サッカー協会を頂点にチーム、選手や審判員などを登録させる“サッカーファミリー”を体系化し、
2014年度には137万8035人と実数を公表している。
昨年のW杯で注目されたラグビーも日本協会が「新ミッション」として競技人口を現在の12万人から、
初の日本開催となる2019年W杯までに20万人にするとの目標値を掲げた。
野球は人気にあぐらをかいている間、時代の変化に対応できなくなっていた。
娯楽とスポーツの多様化は地上波からプロ野球中継を激減させ、収支構造さえも大きく変えた。
他社の記者に聞いた話だが、つい先日も新人記者の研修で球場に行くとスコアブックの書き方が分からないのはまだしも、
打者がどちらに走るのかも知らない者がいたという。またボールを使った遊びが禁止された公園も少なくない。
昔の子供たちは休み時間になれば手打ち野球、人数がいなくても三角ベースに興じた。
しかし、いまや街中でそんな光景をみかけない。
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実のところ、野球の競技人口をどう計算するかの目安はない。
総務省が平成23年に発表した社会生活基本調査では、日本の野球人口は812万2千人。
ただしキャッチボールを含むものでややアバウトすぎる。
前出の平田氏は「“やる”“見る”だけでなく、支援企業などの“支える”も含めて野球人口を増やしたい。
いずれは指導者を派遣するような国際活動も」という。
8月には野球・ソフトボールが2020年東京五輪で競技復活するかどうか決まる。
努力を怠ってきた過去をあげつらっても仕方がない。
遅きに失したといわれる前に、球界が一丸となって本気で取り組まないといけないと気づいたことに意味がある。

新聞テレビが野球がらみの仕事で稼いでる間は野球防衛軍が野球を守り続けるんだろ
80年代90年代に人気にあぐらをかいて
人気番組の邪魔を散々してたし
引退して知名度ある奴が皆態度デカイからなぁ
そりゃ当時の子供らに反感買うわ
野球はアンチが増えすぎた
自分はスポーツ観戦メチャクチャ好きだけど野球だけは嫌い
ジャイアンツ感謝祭の司会のビビる大木が言うには
態度が清原元木を初めにして悪かったって言ってたな
桑田、上原は良かったみたいだが
大ファンを幻滅させるようじゃダメだな
そろそろ変わっていい時期じゃないの?
こんな世の中じゃ野球人口が減るのは当たり前だろ
ユーチューバー(笑)だと思う
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